LCW-2 for iOSをリリースしました

前回から少し時間が空きましたが、
LCW-2 for iOS(有料)をリリースしました。

本当は月1でアプリをリリースしたかったのですが、
仕様を決める段階で1ヶ月に収めるために何を削るか考えているうちに、
そもそも、この時間が無駄という判断をしました。
そして、ある程度、形になってからいくつかの機能を削ったり、
残りは次のアップデートに回せば良いかなって感じで、
なんとかリリースすることができました。

LCW-2の特徴は以下の通り。

  1. OSCとNoiseの2レイヤー構成
  2. Noiseの音色を変更できるフィルタを用意
  3. チャンネルごとにエフェクタの設定が可能
  4. 最大128ステップのシーケンサー

1. OSCとNoiseの2レイヤー構成

これは、元々KORGのER-1ってハードシンセが好きで使っていたのですが、
その頃からスネアの音がうまく作れなくて、
後にROLANDから発売されたリズムマシンでSnappyの存在を知って、
だったら、Snappyを大げさに実装してみようということで、
2レイヤー構成にすることにしました。

プロトタイプの段階で、
ほんとにスネアっぽい音がして感動したのは今でも覚えています。

2. Noiseの音色を変更できるフィルタを用意

元々、LPFしか作ってなかったのですが、
ちょっといじれば残りのフィルタになるのも知っていたので、
ちょっといじることで対応することにしました。
正直なとこ、HPFしか実装する予定はなかったのですが、
BPFがあればROLAND CR-78(*1)に寄せれるのではないか?ってことで、
一通り実装することにしました。
結果的に、そこまで寄らなかったけど、使い道はあるかなって。

3. チャンネルごとにエフェクタの設定が可能

これは、LCW-2 monoでフランジャーを実装した頃から思ってて、
この後にディレイがあった方が良いと判断したのですが、
ドラムの音に必要なのって、どっちかというとリバーブですよね。
なので、インサートエフェクタを用意するだけに留めました。
リバーブもいつか実装したいですね。

4. 最大128ステップのシーケンサー

PWM-2 miniのシーケンサーで得たノウハウというか、
半分コピペ、残りは再実装みたいな感じで、シンプルに仕上げました。
今回からSwingが実装されているので、この後ちょっと苦労するかもですね(*2)。

そもそも6チャンネルにした理由は、
iPhoneの画面だと6段が限界だろうという判断で、
実際、これよりボタンが小さいと押しにくくて仕方ないと思います。
そして、1画面あたり8ステップということは、128ステップだと16ページもあって、
それで、「最初」と「ループ終わり」までページ送りするボタンを付けました。

今後の予定

iPad版の開発に入ろうと思っています。
その過程で本アプリもアップデートもできたら良いなって。
iPad版はチャンネル数も、1ページあたりのステップ数も違うだろうし、
なにより画面制約を理由にドロップした機能も復活させたいし、
シーケンサー周りは、もっとやるべきことがあると思っています。

という訳なので、1つアプリでiPhone/iPadの両対応はできないから、
両方とも買って欲しいなって願いを込めた価格設定なので、
LCW-2 for iOSをよろしくお願いします。

おしまい。

(*1)
なぜかKORGのだと勘違いしていて、ROLANDなんですね。
MC-303で聴いた時から好きでした。

(*2) 何を何時まで、っていうのはここでは控えますね。

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