フーリエの冒険

FFTについて調べてたんだけど、どれもこれも難しくて。
FFTは最後に少しだけ載ってるんだけど、
そこにたどり着くまでの過程が比較的優しい本を見つけたので紹介します。

これなんだけど、もちろん最初は三角関数から。
なんか有名な本みたいですね、日本語も含めて5ヶ国語で出版されてるそうです。
何をもって簡単かというと、波形を定規を使って積分してて、
これって結構、珍しいと思うんだけど、そんなことないですかね?
数式を導く部分もありますが、ページ数に対して少なめです。
もちろん、A4サイズでページ数も463ページあるわけで、
そこいらの本よりかはボリュームがあります。
その分、図解が多めなのでさくさく読めて良いです。

ポイントとしては、「スペクトルと音声」という章があって、
フォルマントに妙に詳しいです。
波形の特徴で、母音と特定する方法が載ってて、
たしかに応用例として、これは良いのかも知れないですね。
個人的にフォルマントフィルターについて知りたかったので、
この本を購入した訳ですが。

あとは、FFTだけど、実際に単純な波形を入力しつつ、
なんで分離できるのか、もう少し分かりやすいと良いなーって思いました。
波形の足し算ってイメージ湧かないから仕方ないのかもですが。

他にも、飽きさせないための工夫が盛りだくさんで、
ちょっと、対象読者が良く分かんないですが、
そういう部分はご愛嬌ということで、気にしない方向で。

ちょっとお高い本ですが、読んだ後の理解度を考えると、
そんなに高くないし、良い本だと思います。

おしまい。

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