1人でGitを使う話(おまけ)

前回の記事は、ローカルのリポジトリを作って、
それからリモートリポジトリにプッシュする手順を書きましたが、
もう少しカジュアルな方法があるので、そちらを説明したいと思います。

まずは、手順のおさらい。

  1. ローカルリポジトリを作る
  2. ローカルにコミットする
  3. リモートリポジトリを作る
  4. リモートリポジトリをローカルリポジトリに登録する
  5. リモートリポジトリにプッシュする

で、この後、git pushのコミット先がoriginになるように、
masterブランチの設定を変更しました。

自分が作業する場合は、
いきなりgit init --bareはしないのですが、
それなりに動くようになって、そろそろバージョン管理したいかなってタイミングで
リモートリポジトリを作ってます。

例えば、こんなフォルダ構成だとします。

├── Dropbox
└── Work
    └── MyPrj # この中で作業

次に、Dropboxに中央リポジトリを追加します。

├── Dropbox
│   └── Repo
│       └── MyProj # git init --bareで作ったリポジトリ
└── Work
    └── MyProj

そして、今まで作業してたフォルダを退避して、中央リポジトリからcloneします。
実際は、”Work/MyProj”を”Work/MyProj_”にリネームして、
“Work”フォルダ内で以下のコマンドを実行します。
$ git clone ../Dropbox/Repo/MyProj

この段階だと、こんな感じですね。

├── Dropbox
│   └── Repo
│       └── MyProj
└── Work
    ├── MyProj
    └── MyProj_

ちなみに、この段階で”Work/MyProj”に移動してgit remoteを実行すると、
clone元のリモートリポジトリにoriginという名前が付けられているのが分かります。
なので、前回の記事ではoriginという名前を使いました。

次に、”Work/MyProj_”の中身を”Work/MyProj”にコピーして、
不要なファイル以外をgit addします。
あとは、
$ git commit -m"初回コミット"
$ git push
この手順であれば、clone元が分かっているので、
リポジトリを指定しなくてもプッシュが行えます。

必要に応じて、リモートリポジトリを追加する必要があるかもですが、
リモートリポジトリにGitHubを使う場合は、こちらの手順の方が良いかもですね。

おしまい。

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