凍った道の歩き方

昨日書いた記事が、道民からなんのツッコミもないところを見て分かる通り、
これが北海道の冬の実情です。
ですが、ここ数日は降り積もってないので、
運が良ければ、凍った部分を避けて歩けるかも知れません。

さっそくですが、凍った道を初めて歩く方に伝えたいことがあります。

1. 歩く前に
湿っているだけのように見えて、凍っている場合があります。
これが、ブラックアイスバーンです。
朝、日が差し始めて表面が溶けているとキケンです。
乾いた部分以外は、すべてキケンであることを覚えておきましょう。

2. 傾いているところは歩かない
普段は平らな歩道も、雪が積もって、
車道と反対側の方が高くなっている場合があります。
(建物の日陰は、雪が溶けにくいのため。)
明らかに傾いている場合は、車道側の方に足が滑ってキケンなので、
歩道の車道側を歩くか、傾きの小さいところを選んで歩きましょう。
特にキケンな場所は、歩道と車道の境目にある坂です。
この坂の部分が凍っている場合は、車が来ていないことを確認して、
段差のあるところから車道と歩道を行き来すると良いです。

3. 体重の掛け方
体重の乗った足に、前後左右の力が加わると滑ります。
つま先や、かかとに体重を乗っけると、接地面積が小さくなり滑ります。
土踏まずあたりを地面と垂直に体重を掛けるようにすると、
動かない限りは滑らないで済みます。

4. 大きく踏み出さない
たとえ足場が悪くても、2つの足が接地していればなんとかなります。
逆に、歩くために片足しか接地していないと、その足が滑ったら最後です。
つまり、歩くときは足は上げず、歩幅は小さくをオススメします。

5. 滑るところでは滑らせる
立っているので精一杯のような路面状況は、少なからず存在します。
こういう場合は、まず軸足を地面と垂直に体重を掛けて、
もう片方の足は体重を掛けず(滑らせるように)前に出して、
その足に地面と垂直に力を加えながら、体重移動します。
そして、その前に出した足が滑らないことを確認したら、
先ほどと同じ要領で、もう片方の足を前に出します。
これを繰り返しながら前進しましょう。

6. トラップについて
繰り返しになりますが、凍った道に安全な場所はありません。
そして、特にキケンな場所は、歩道と車道の境目にある坂です。
車庫の前や、車の出入りするような場所はあからさまにトラップです。
車道の反対側の端、もしくは車に注意して一度、車道に降りることで、
トラップを回避することをオススメします。

もう一つは、氷で凸凹になっている場所です。
この場所では、地面と垂直に体重を掛けるのは困難です。
常に両方の足が接地している状態で、小さな歩幅で対処してください。

最後に
昨日の繰り返しになりますが、
決して、手を付いて転ばないでください。
固い地面に手を付いたって骨が負けます。
正月も近いので、尻餅を付くイメージで転んでください。

北海道に来たことが、みなさまの良い思い出になりますように。

おしまい。

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